項目 | 内容 |
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国際会議名 | 2nd-OEWG |
開催場所 | イタリア・ローマ |
会議期間 | 2020/02/24〜2020/02/29 (現地時間) |
レポート日時 | 2020/02/25 (2日目) |
レポート概要 | 会議2日目について |
こんにちは!国際会議派遣員の吉田です!OEWG2、2日目の様子についてお伝えしていきます。
2日目となる今日は、午前にポスト2020枠組みゼロドラフトに関する意見出しが行われ、午後からコンタクトグループ1(ゴールについて)夜には、コンタクトグループ2(行動目標について)の議論が行われました。
今回のOEWG2に参加する前からずっと僕がこの国際会議に参加する意義、僕だからこそ伝えていました。
もちろん、その日のタイムスケジュールはお伝えし、事実共有は行います。しかし、詳しい内容であれば「にじゅうまるプロジェクト」の記事を読んだ方がずっとわかりやすい。
僕は特別生物多様性に詳しいわけではなく、英語も簡単なやり取りができる程度です。スケジュールも詰め詰めな分その時その時の状況についていくのがやっとです。
では僕だからこそできることはなんなのか。
それは、以下のようなことなのかなと思いました。
・日本のみなさんに国際会議に参加することの魅力をお伝えすること、
・次に参加する日本のユースの方に繋げられるように参加することで感じたことや失敗から得た経験までをお伝えすること、
・僕のように英語が出来ずに生物多様性に詳しくなくても努力次第でなんとかなる、
・参加することで得られる成果をお伝えすること
そこで、以下では僕だからこそ伝えられることを書かせていただこうと思います。もしかしたら望んでいる内容とはギャップがあるかもしれませんがお付き合いいただければ嬉しいです。
午前中の意見出しの際には、GYBNがユースを代表して発言しており、教育、人権、世代間の平等という3つの観点の意見を強く主張していました。
昨日の1日目もそうですが、自分と大して年齢の変わらないユースが国連の会場で、国家や国連機関、国際条約の代表の方々が発言する中で堂々と発言し称賛を受けている姿は、同じ世代のユースとして誇らしく思うのと同時に、自分もまだまだだなと心から思わされます。そういった刺激が受けられるといった意味でも国際会議の場に参加する意義は大きいなと感じています。
午後からはゼロドラフトに対する意見出しが行われ、コンタクトグループ1のゴールについて、夜19:30~はコンタクトグループ2のターゲット1とターゲット2に対する議論が行われました。
ここでゼロドラフトとはOEWG中に話し合われる生物多様性に関する次の10年の枠組みについての原案のことです。(今回のゼロドラフトは、1月13日に発表されました。約1か月で英語の原案を読み込んでそこに対する意見をまとめる必要があるのでなかなか大変でした。)
ここで感じた後悔はゼロドラフトの読み込みが全くもって甘かったということです。もちろん始まるまでにしっかり読み込んだし、頭には入れたつもりでいました。でも、それだけでは足りません。それぞれのターゲットに対して自分なりの意見をしっかりと持っておかなければ、英語かつ専門用語なのでもう言ってしまえば呪文です。(今回はGYBNの方々が記録を残しておいてくれたのでなんとか内容は理解できました。)
しかも朝早くから夜遅くまで(この日は朝8時から活動し始めてすべての会議が終わったのは夜23時でした)会議しっぱなしなのでかなりつらかったです。確かに発表されて1か月で読み込んで自分なりに意見を持つことは大変です。でも、僕みたいにつらい思いをしたくなかったら必死で読み込んで自分の意見をまとめていくべきです。
ながーい1日が終わり、ようやく夕飯にありつけたのでホステルまでの帰り道にあった店でピザとパンとケーキとジェラートとエスプレッソともう思う存分食べました。
OEWG、2日目の記事はここまでにしておきます。明日以降も進捗お楽しみに!