2nd-OEWG: 参加レポート①「会議前日までの流れ」

今回、生物多様性わかものネットワークからOEWG2(第2回ポスト2020作業部会)に派遣していただいている吉田凱一(よしだかい)と申します。

2030年までの次の10年に向けた生物多様性に関する世界目標(ポスト愛知目標)が2020年10月に開催予定のCOP15で採択されるのですが、COP15まで全3回の国際会議が開かれます。

それがOEWGであり、第2回目となるOEWG2に参加させていただいています。この会合は当初、中国・昆明での開催が予定されていましたが、1月31日にコロナウイルスの影響で急遽、イタリア・ローマに変更されました。

 本会議は、2月24日~2月29日までの6日間開催となりますが、僕と島田の2人は2月22日から現地についていたため、前日と前々日の2日間に関して報告いたします。

レポート概要

項目内容
国際会議名2nd-OEWG
開催場所イタリア・ローマ
会議期間2020/02/24〜2020/02/29
(現地時間)
レポート日時2020/02/22~23
(会議前)
レポート概要「GYBN」によるプレミーティングなど

グローバルユース「GYBN」によるプレミーティング

2月22日(土)は、生物多様性に関する活動を行う多国籍の若者によって構成される団体「GYBN」(Global Youth Biodiversity Network)のプレミーティングが行われそちらに参加させていただきました。

GYBNについて、詳しくはこちら(外部ページです)
GYBN公式サイト(英語)

今回のOEWG2に参加するGYBNの若者は、多国籍に富んでおり、シンガポール、タイ、スロベニア、ネパール、タンザニア、ブラジル、マダガスカル、メキシコ、フィリピンそして日本という参加者の内訳です。(一番多かったのが日本人でした。)

こちらのプレミーティングでは、

  • GYBNのZero Draft(10年の生物多様性に対する世界枠組みの原案)への意見について
  • 政策提言の手順や内容について

の大きく分けて2つの項目について説明していただきました。

GYBNプレミーティングの様子

プレミーティング後は、一緒に夕食を作って、1泊分だけはGYBNのGuest Houseにお邪魔して、寝食を共にし仲を深めました

本会議の前日にあたる2月23日(土曜日)は、まずは、厳重な手荷物チェックを経てから前もって受けとっていたPriority Passを今回のOEWG2の会場となるFAO(国際連合食糧農業機関)への入館許可証を受け取り、この日にFAO内で行われていたNGOの準備会合に参加しました。

こちらの会合の内容は、

  1. ポスト2020枠国に関する意見交換
  2. 1週間の会議プロセスに関する意見交換
  3. その他の情報交換を行う

といったものでした。

その後、本会議が行われるPlenary Roomに移動し、GYBNが会議中に行うことの確認や役割決めを行いました。この日の最後には、タイで行われたZero Draftへの意見を集めたワークショップの報告会にも参加しました。

8:30に始まった今日は、19:00にすべてが終了し濃すぎるぐらい濃くとてもとても疲れる1日となりました。

今日の作業事項がすべて終了した後は、僕と島田の2人はGYBNと夕食を共にしました。この日の夕食は念願のピッツァとパスタを食べました。めちゃくちゃお腹がすいていたので欲張ってパスタとピッツァを1人で頼み、GYBNのみんなに「そんなにたべるの?」と笑われました。それでも、さすがは本場。疲れはあっても腹は減るのです。ぺろりと1人でたいらげてしまいました。

GYBNのメンバーとともに夕食
ペロリと平らげてしまった夕食

ホテルに着くなり、シャワーを浴びるのも忘れて眠りにつきそんなこんなで2日間は終了しました。

明日からはいよいよ本会議。気を引き締めなおして頑張ります!

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